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日本舞踊

リサイタルのチラシ「古典へのいざない」

やっとできました❗😅
今度のリサイタルのチラシが印刷所から届きました。

今回の「古典へのいざない」は、対談のゲストに陶芸作家高取焼15代亀井味楽氏をお迎えしております。
15代に及ぶ長きに渡り、高取焼という伝統芸術を受け継がれてこられた福岡いや日本を代表される陶芸作家です。
どんなお話しがうかがえるか今から楽しみです。

舞踊作品は三作品です。
1、常磐津「老松」は御祝儀舞踊と呼ばれる作品で、格調高く踊ります。
内容は秦の始皇帝が狩をしているときに雷雨に合い小さな松の下へ避難したところ、その松が突如大樹となり始皇帝を守ります。
始皇帝はその松に「太夫」という貴族の称号を与えたというめでたいお話しです。(だから松は格が一番高いのだよ)

2、地唄「雪」は地唄舞の代表曲とも云える作品です。
想う男に捨てられて尼になった芸者の心境を表現したものです。
前半は過ぎ去った男を想う心を雪に託し、侘しさがひしひしと身に迫るという弧閨の嘆きを表現します。
後半は尼になっても悟りきれない煩悩が頭によぎり迷う女心を表現します。
素踊りでの表現では難しい作品ですが、一挙手一投足のまったんまでおろそかにしない優美な舞をお楽しみ下さい。

3、清元「流星」はとても楽しい歌舞伎舞踊です。
七夕の晩に逢瀬を楽しんでいる牽牛と織姫のところへ流星が駆けつけ、雷夫婦の
喧嘩のありさまを報告するという作品です。
今回は牽牛と織姫は登場せず流星だけの独舞です。
新内(江戸時代の流行歌)のお師匠さんの家に落っこった(恋に落ちた)亭主雷と女房雷との喧嘩を子雷や婆さん雷が仲裁に入り仲直りするまでのありさまを牽牛と織姫に報告するという内容です。
登場する四人(雷)の役を仕方噺風に踊り分けるとても面白い作品です。

以上舞踊三作品と対談です。
能楽堂でみなさまのお越しをお待ちしております。

樹秀榮

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