2020年3月6日
僕が日舞の指導に行っている保育園の卒園式と生活発表会がありました。
巷で大騒ぎになっているコロナウイルスの影響で日本いや世界中で人の集まるイベントが次々と中止になっていました。
こんな時期に開催できるのか、保護者や園の関係者みんなが心配していましたが、どうにか無事に開催されました。
ただし来賓者なし、保護者も園児一名に対し二名までといった少し寂しい生活発表会と卒園式でしたが、園児たちは緊張しながらも一生懸命お稽古を重ねた作品を舞台に上げました。
女の子は長唄「羽根の禿」
江戸の初春、吉原で働く子ども「禿」が 羽根つきをして無邪気に遊ぶ姿を舞踊化したものです。
無患子 (むくろじ)と書く木の種子に羽を付け羽子板で打つ羽根つき遊びは、子供(卒園児)の健康と成長を願うという意味があります。
羽子板を持って踊る女の子たちはとても愛らしく、とても上手に踊り見事舞台をつとめました。
舞台を終えホッとした女の子の顔は、少し上気していましたが、みんなとても素敵な笑顔でした。
可愛い大和撫子出来上がり。
元気いっぱいの男の子たちは園長先生と舞台をつとめました。
男の子の作品は長唄「鶴亀」
皇帝が住むきらびやかな宮殿で催される新年の祝賀の様子を舞踊化したものです。
宮殿に住む鶴と亀までもが、舞を舞って皇帝に長寿の命を捧げます。
皇帝を園長先生が、そして卒園児が鶴と亀を演じ舞う、おめでたい祝の舞です。
園長先生と息の合った舞台でした。
とても格好良かったです😊
舞台を終えた男の子は「緊張した❗」と言って楽屋に帰っていきました。
この緊張した舞台のこと、いつか思い出してくださいね。
卒園式の写真は撮れませんでしたが、感動的な卒園式でした。
園児のみなさん、ご父兄のみなさんおめでとうございました。
今回の舞台のため園児たちの着付けやヘアメイクを手伝ってくれた、門弟や「子雀隊」のお母さま本当にお疲れさまでした。
来年も宜しくお願いします。