6月20日27日、日本舞踊の指導に行っている保育園で保育士の先生たちを対象とした「着付け講習会」を致しました。参加者の人数があまりにも多いので二日間に分けての実施となりました。
園長先生から園児に日本舞踊を習わせる意義や目的を保育士の先生たちに説明がありました。
日本舞踊を通して子どもたちに豊かな感性や作法を楽しく学ばせたいとの熱い思いを、保育士の先生たちは真剣なまなざしでに聞いていました。
今回の「着付け講習」の大きなテーマは、着付けを通して日本の古典文化に親しみ、日本人としての教養のひとつとして着付けを身に着け、スキルアップをすることが保育士の先生方の自信に繋がり保育の質の向上にもつながるものと考えます。
講習修了時にはきっとワンランクもツーランクもアップした保育士の先生たちが誕生すると確信して「着付け講習」はスタートしました。
2時間の予定で講義を含め、着付けから簡単な行儀作法や着物の畳み方までの盛りだくさんの内容です。
浴衣を着て、半幅帯で文庫結びを作ります。
着物の裾合わせやおはしおりに四苦八苦しながら浴衣を着ました。そして半幅帯での文庫結びにトライです。
一回目は初めてのことに戸惑いつつも、指導アシスタント(門弟二名動員)たちの手を借りてどうにか結ぶことができました。
二回目は自分ひとりでトライです。裾合わせやおはしおりはどうにかクリアーしたものの、文庫結びは苦戦していました。
そうして遂に自分ひとりでの着付けが完成。チョット誇らしげな面持ちで着付けは終了。みんなで記念写真を撮りました。
そして最後は自分たちが着た着物を畳み「着付け講習」は予定時間を30分オーバーして終了ました。
最後まで真剣にそして楽しく着付けを学ばれた保育士の先生たち、お疲れ様でした。たった一度の講習では完全に着付けをマスターしたとまではいきませんが、着物への苦手意識は無くなったと思います。また機会がありもう一度「着付け講習」ができたら、きっと着付けをマスターすることができるでしょう。